　大阪地連（福井勇委員長）は3月9日、大阪春闘共闘委員会・大阪労連（菅義人議長）主催の「3・9大阪総行動」に呼応し、早朝のなんばでの宣伝行動後、大阪タクシー協会を訪れ要請行動にも取り組みました。午後からは中之島公園（女神像前）で大阪春闘総決起集会に参加し、デモで「最賃1500円以上を実現しよう」「大幅賃上げを勝ちとろう」などとアピールし23春闘勝利に向け奮闘しました。

　大阪春闘共闘委員会・大阪労連は3月9日、大阪総行動を実施しました。なんばの早朝宣伝で、大阪地連の庭和田書記長は「昨日、大企業では労働組合が求めた要求に対して満額回答が続出との報道が相次いだ。しかし大阪は中小零細企業が多くそう簡単ではないが、コロナ禍と物価高騰に苦しむ労働者のくらしを守るためにも今春闘で、全産業の労働者の手にする賃金を上げなければならない」と指摘しました。

労働条件を変えて
働きやすい職場に

　つづけて、同書記長は自交産業の実態について「３年に及ぶコロナ禍で、バスもタクシーも生活できないと労働者が流出するとともに、昨年富士山ツアーバス法面横転事故に見られる技量不足が原因の事故が発生した。今後インバウンドの復活に現場が追いつかない状況が発生しかねない。また、タクシーも地域公共交通としての機能が果たしきれない状況もあり、労働条件を改善して若者や女性も働きやすい職場にしなければならない」と訴えました。
　大阪地連のなかまは、午後中之島公園（女神像前）で開催された大阪春闘総決起集会に参加。集会では他産別のなかま3人から「物価高に負けない賃上げを勝ち取ろう」との決意表明がありました。
　集会後のデモでは「最賃1500円以上を実現しよう」「大幅賃上げを勝ちとろう」「大企業は社会的責任を果たせ」、関西電力前では「原発再稼働反対」とシュプレヒコールをあげ西梅田公園まで歩きました。