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ハイヤー・タクシー・観光バス労働者の新聞
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2007年05月の記事
第78回大阪メーデー
2007/05/15
大阪メーデーは今年も、たたかいの歴史と伝統を受け継いだ1万人のなかまが結集して成功(1日、扇町公園で)
なくせ!格差社会と貧困
“戦争する国”づくり許すな
働くものの団結で生活と権利を守り、平和と民主主義、中立の日本をめざそう
1日に扇町公園(大阪市北区)で開かれた第78回大阪メーデー(実行委員会主催)には、あいにくの雨にもかかわらず、安倍政権の悪政に怒る1万人のなかまが会場を埋めつくしました。大阪地連からも100人のなかまが参加してデモ行進などに奮闘しました。
主催者あいさつに立った植田保二実行委員長(大阪労連議長)は、改憲策動と一体になった国民投票法案が最低投票率を定めず、教育者・公務員の運動を制限するなど、不公正なまま強行されようとしていると指摘したうえで、「民主主義を破壊し、お金を使ってでも憲法を変えるという安倍政権の異常さを、改憲派と呼ばれる人たちに対しても訴えるならば、このたたかいに必ず勝利できる」「それは戦争を憎み、平和を愛する日本国民のこころを奪うことはできないからです」と強調しました。
つづいて連帯あいさつに立った日本共産党の宮本たけし前参議院議員は、庶民増税・大企業減税といった逆立ち税制を正すたたかいと、人間らしい労働のルールを求めるたたかいがいつにも増して重要になっているとして、「憲法第25条に保障された生存権を守る国民的大運動をよびかけ、社会的な連帯を草の根からひろげて、みなさんと一緒に貧困を打開し、生活を防衛する取り組みをすすめていきます」と決意表明しました。
政策課題集交の規模ひろげて成功を
「参議院選挙で、平和と暮らしを壊す勢力に厳しい審判を下し政治革新の流れをひろげましょう」とのスローガンを採択して集会が終わると、参加者は3方向に分かれてデモ行進を開始。大阪地連のなかまも「過労でなかまが死んでいく」「タクシーの事故急増」などと書かれたプラカードを手に「憲法9条を守ろう」「消費税増税反対」と元気よくシュプレヒコールを繰り返しました。
デモ終点の西梅田公園で権田委員長は「いよいよ自交総連の春闘が本番をむかえます。今年の春闘では、大阪のタクシーの再生をめざして政策課題集交を提起し、第1回目は4月24日に17社と19労組が参加して成功しました。5月15日にはさらに5つの労使が加わって第2回目が行なわれます。もっともっとこの規模をひろげて成功させましょう」と呼びかけ、団結ガンバロー三唱で締めくくりました。