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ハンドルおおさか
ハイヤー・タクシー・観光バス労働者の新聞
月別バックナンバー
2013年09月の記事
大阪市営交通の会 全行政区決起集会
2013/09/25
許すな地下鉄市バス民営化 10月6日に統一宣伝行動
橋下大阪市長が進める市営地下鉄・バスの民営化に反対している「交通権の確立・大阪市営交通を守り発展させる会」(略称=大阪市営交通の会)は9月18日、「全行政区決起集会」を大阪市北区で開き、同会の各行政区責任者ら64人が参加、9〜12月大阪市議会に向けての意思統一を行いました。
宮崎事務局長が「堺市長選挙と大阪市会でのたたかいに勝利して次の歴史を切り開いていきたい」とあいさつ。成瀬事務局次長が「民営化条例案の議決は、堺市長選の結果によってテンポが決まるだろうが、早ければ10月10日の本会議と思われる」との見通しを示し、正念場となる10月6日(日)に「署名・宣伝地域統一行動日」を設定、全行政区で街頭宣伝、ビラ配布、署名集めを展開することなどを提起。拍手で確認されました。
堺市長選挙 9月29日投票 竹山市政継続めざす「市民大集合」
2013/09/25
人差し指を立て「堺はひとつ」と声をあげる「市民大集合」参加者たち(9月12日、堺市堺区で)
共同の力で堺を守ろう
「堺はひとつ!」1500人がコール
維新の会による堺市つぶし「大阪都構想」を阻止するため、堺市長選挙で現職・竹山修身(おさみ)氏を自主的に支援する「住みよい堺市をつくる会」は9月12日、「堺をまもろう! 市民大集合」を開催。会場の堺市民会館は1500人の熱気に包まれました。
集会では、堺市自治連合協議会会長の静(しずか)又三(やすぞう)氏、堺市議会議員の山口典子氏(ソレイユ堺)、前堺市副市長の高橋保氏が連帯あいさつに立ちました。
山口氏が「橋下さんは、慰安婦問題の話をすり替えて言い訳ばかりしているが見苦しい。堺市議会は辞職勧告決議を決めた。人権や平和の問題がわからない人は政治家なんかやれるはずがない、やってはいけない」「民間出身の公募校長が起こしたセクハラ事件を橋下さんは“しょうもないこと”と言った。この感覚こそが人権意識が低いということの証明だ」と語気を強めると、参加者は「そうだ!」の声と大きな拍手で応えました。同氏は「いま堺が一大事。今日ここに集まった皆さんのような市民が堺を守り、素晴らしい町に発展させることができる、またそうしなければならない」と訴え、「堺はひとつ」コールを呼びかけ。会場全体で唱和しました。
また、激励に駆けつけた日本共産党書記局長代行・山下芳生参議院議員は、「竹山候補のマニフェストでは小中学校全教室へのエアコン設置、下水道料金値下げなど市民の声に応えた施策の拡充をうたっている。権限と財源のある政令指定都市・堺が存在してこそ可能だ」「“堺市はつぶさない”と維新はいうが堺市や大阪市をつぶさないとできないのが大阪都だ。都構想の狙いは知事に権限を集中し、財源を都に吸い上げることで大規模開発を推進することにある」と指摘。「堺の自治と自由を守る市民の共同に“共産党が一緒だからダメ”という時代遅れな分断を持ち込む維新の攻撃を、みんなの力ではね返そう」と呼びかけました。
集会には竹山修身氏から「堺市の分割・廃止によって、市民生活のサービスが低下することを許さない、との思いで全力をあげて頑張ってまいります」と現職堺市長としてのメッセージが寄せられました。
ただ食べることだけを考える日々〜大阪労連 最低賃金生活体験〜
2013/09/17
「大阪府最低賃金・時間額800円でフルタイム働いたとして生活できるのか」──大阪労連の最賃体験・人事院勧告標準生計費体験・生活証言運動に今年も4〜5月の1か月間、14人がチャレンジ。現在の最賃水準では「健康で文化的な最低限度の生活」が営めないことを身をもって証明しました。結果報告書に掲載された感想文を一部紹介します。
「炭水化物ばかり食べている感じで、何とかお腹はもちましたが、タンパク質をあまり食べられなかった為、爪が弱くなってすぐに割れてしまって“栄養のバランスが悪いなあ”と実感しました。今回も予算オーバー、友達が来るのでそのおもてなし、趣味の歌のサークルの会費、その為の交通費など… 楽しいことを何もしなければ(人とのお付き合いも)そして栄養のバランスも考えず、そうすれば最賃生活でも何とかなるかな」(52歳・女性)
「最賃体験も回数を重ねてきたが、毎回体験前は気が重たくなる。それは、欲しいものを我慢して、人付き合いを我慢して、職場と家の往復と食べて寝るだけの生活をしてもギリギリの金額だから。今回は、知人に不幸があり葬儀に出席することになった。香典は受け取らないと聞きほっとしたが、そんなことを考えてしまうことに悲しくなった。人としてあたり前の付き合いも出来ず、孤独にさせるのが最賃での生活だと実感した」(46歳・女性)
「支出はほぼ食費を中心にしました。夫婦共働きですが、本人の収入のみで考え食費以外は最低限必要なものだけの支出を心がけ食費と将来に備えるための貯蓄を重点に考えました。なるべく多めに作れるものを考え、次の日も利用できるように経費を抑える工夫をしました。昼は夕食の残りを食べることを考えました。栄養バランスは考えられませんでした。ただただ食べることだけを考える日々でした。ストレスが高まって緊張感が取れませんでした。余裕が出てこないのでこんな暮らしは長くは続かないでしょう。色々なことに興味を示したり、希望をもったり、楽しいことを考えたりすることは頭の中で打ち消さなければ生活は続けられません。自分自身を追い込む孤独な暮らしです。健康で文化的な生活のレベルがどのくらい実際必要か実感できません。現在の賃金では暮らせないのも事実です。現時点で3人の世帯で今後の暮らしを考えるなら教育費、医療など社会的な保障があればまた必要な月収入は違うのだと思います」(58歳・女性)
JAL不当解雇撤回闘争
2013/09/05
控訴審9月ヤマ場
署名活動の強化を
日本航空の不当解雇撤回をめざす大阪支援共闘会議は8月29日夕、難波・高島屋前で宣伝行動に取り組み、大阪地連のなかま6人もビラ配りや署名集めに奮闘しました。
2010年末に日航から解雇された人の多くは「安全第一」と会社に意見を言ってきた労働組合に所属していました。同社は長年、分裂労務対策により昇格差別や賃金差別などの不当労働行為を行なってきましたが、最後に経営破綻に乗じて整理解雇を強行したのです。
裁判は東京高裁で、9月12日に客室乗務員原告団の証人尋問、26日にパイロット原告団の証人尋問が予定されています。同高裁宛の署名を1枚でも多く集めましょう。