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ハンドルおおさか
ハイヤー・タクシー・観光バス労働者の新聞
月別バックナンバー
2024年09月の記事
元安川とうろう流し 平和の願い光の帯に
2024/09/11
79年前の原爆犠牲者への鎮魂と平和への願いを込めた「とうろう流し」が8月6日夕、広島市中区の原爆ドームと広島平和記念公園の間を流れる元安川で、コロナ前の規模に戻し、この日約5500個の「とうろう」が川面に淡い光を放ちながらゆっくりと流れていきます。
午後6時過ぎ、小中高の学生や家族連れ、そして外国人観光客たちが赤や青、黄色のとうろうを流し始めました。この元安川は原爆に被曝した広島の市民が「水」を求めてたくさんの命が失われた所です。
ドーム前では車椅子に乗った80歳代と思しきご婦人が元安川に向け手を合わせ続けていました。広島市外からとうろうを流しにきた家族連れもたくさん見られ、元安橋や両岸から多くの人が見守るなか太陽が沈むと、「とうろう」は光の帯となりゆっくりと流れていきます。様々な言語で書かれた願いはひとつ「平和な世界」をです。
地域社会にも影響する公務員賃金を大幅に上げろ
2024/09/11
大阪の活力取り戻せ
大阪労連(菅義人議長)に加盟する公務、民間職場のなかまは8月30日、住之江区南港北の咲洲庁内にある大阪府人事委員会(松本岳委員長)たいし、住民のいのちとくらしを守る公務労働者の賃金と一時金を大幅に改善することを求めました。
大阪府人事委員会への要請で大阪労連の菅議長は、徳島県で最低賃金を84円上げたことに触れ「2024春闘では、資本金10億円、従業員1000人以上の企業で5・33%、中小企業でも3%超が示されているのに、8月8日に示された人事院勧告2・76%(民間との格差11183円)では3%に届いていない。若年層に手厚くなっているようだが、すべての人を対象に賃上げすべきで、府の動きは社会的規範ともなり民間に大きく波及する」と指摘し、大幅アップを求めました。
大阪自治労連の仁木書記長は、常勤職員と同様に会計年度任用職員に対しても均等・均衡待遇をはかるよう求めました。
自交総連の庭和田書記長は「公務員の皆さんも民間同様地域社会を支える一員で、この間府内のシャッター街が増え、ここにきて次々と個人商店も廃業している、地域にお金が環流していない証拠、民間職場にも波及する公務職場の賃金を目に見えて上げなければますます大阪の活力が失われる」と述べました。
他にも、民間職場から非正規労働者部会や福祉保育労、大阪医労連のなかまも参加し、民間からの目線で意見を述べました。
人事委員会の担当者は、「指摘された内容はしっかりと受け止め府の人事委員にも伝える、いま民間との比較を検討している、秋には勧告を出す予定」とし理解を求めました。