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ハンドルおおさか
ハイヤー・タクシー・観光バス労働者の新聞
月別バックナンバー
2009年12月の記事
大阪交運共闘 第19回定期総会
2009/12/15
規制強化で交通運輸の安心・安全取り戻そう
大阪交運共闘会議は12月6日、「第19回定期総会」を自交会館で開き、全議案を全会一致で承認後、役員の改選を行いました。自交関係では岡田委員長が副議長に、庭和田書記長が幹事に再選されました。
八剱(やつるぎ)議長(国労大阪)は主催者あいさつで、「自公政権退場の審判が総選挙で下され、国民が声をあげれば政治が変わるという自覚と確信が拡がった」「政府・財界が推(お)し進めてきた規制緩和と、公務労働者への攻撃の下(もと)で、交運共闘は公務と民間の共闘組織として大きな役割を果たし、来年20周年を迎える。この間、とりわけ第一交通産業とのたたかいは、交通運輸労働者の団結を固めた」「交運労働者のたたかいで、タクシーに見られるような規制強化に向けた動きを止めることなく、全分野の規制を強化しよう。私たちはこれからも労働条件改善に向けて奮闘する」と決意を述べました。
来賓あいさつでは大阪労連の続(つづき)副議長が、「政治の新しい流れの中でワーキングプアを解消できる絶好のチャンスになっている」「雇用確保と社会保障の充実に向けた運動が求められている」と述べました。
日本共産党の堀田大阪府会議員は、関空や府庁移転問題などを取り上げ「府議会は橋下知事の暴走に歯止めをかける役割を果たせなくなってきているが、共産党は確かな野党として論戦に臨んでいる」と報告するとともに、来年の参議院選挙の支援を訴えました。
交運共闘のなかまは総会終了後、なんば高島屋前で『負の連鎖£fち、取り戻そう安心・安全』の横断幕をかざして、「規制緩和が雇用・労働条件を破壊し、労働者の過労死や事故が急増、陸・海・空すべての分野で安心・安全が崩れています。早急に抜本的な対策が急がれます」と市民に訴えました。
大争共・大阪労連「11・25争議支援総行動」
2009/12/07
大阪からすべての争議をなくそう!
11月25日、大阪争議団共闘会議と大阪労連は「争議支援総行動」として早朝宣伝や集会、全24か所での抗議・要請行動に取り組み、大阪地連のなかまも怒りの声を上げました。
今回支援を行なった争議24件のうち、14件は使用者が組合を嫌悪し、活動家を不当解雇した事件です。
会社側は「もの言う労働者」を排除するためなら、NTTが行なったような差別配転にともなう遠距離通勤費用や裁判・弁護士費用など多額の費用負担もいといません。
「整理解雇の4条件」を無視した利己的な整理解雇、労働者をいじめぬいて自主退職に追い込むなど悪質な不当解雇事件が増えています。また、裁判になれば解雇理由を個人の落ち度に平気で差し替えるなど、道理のない横暴が行われています。最近では「1人争議」も増えています。
たたかえば勝ち取れる
日本郵政大阪ビル前で開かれたスタート集会では、大阪労連・川辺議長が「この1年で大阪では第一交通闘争や大産大付高の不当解雇など5件の争議が勝利解決し、たたかえば勝ち取れる≠アとが示された。すべての争議が大阪からなくなるまでたたかう」と決意を述べました。
1班は徒歩と電車、2班と3班はバス、要請班は宣伝カーなどでそれぞれの抗議・要請相手を回り、16時30分には最終のNTT西日本本社に集結。同社に対する抗議行動で「総行動」を締めくくりました。