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2015年08月の記事
最賃引き上げへ座り込み 時給・1000円以上に
2015/08/05
「全国一律最賃制度を確立せよ」とシュプレヒコールをあげる(30日、正午過ぎ)
大タ協、今年も反対意見
大阪地方最低賃金審議会・第305回総会が大阪合同庁舎4号館で開かれた7月30日、大阪労連は同館前で座り込み行動を展開。大阪地連のなかま12人も参加して「最低賃金・時給1000円以上に引き上げろ」と訴えました。
灼熱の太陽が照りつける酷暑となった7月30日、中央区の大阪合同庁舎4号館で開催される大阪地方最低賃金審議会総会に合わせ、大阪労連のなかまと共に大阪地連は秋山委員長を先頭に組合員が、最低賃金・時給1000円以上に引き上げろと、座り込み行動に決起しました。
前日、中央最低賃金審議会目安委員会が、平均18円の改定目安(大阪=19円)を答申し、この日行われた審議会で小野保子(大阪自治労連・柏原学童指導員部会)さんは、自治体関係職場の実態を話し「若い労働者が最低賃金では生活の見通しがたたないとすぐに辞めてしまう」「最低賃金時給1000円以上をただちに実現し、誰もが安心して働き生活できる賃金制度の確立を」と、意見陳述しました。
同審議会では情けないことに今年も大阪タクシー協会(三野文男会長)が、労働者の年金受給を引き合いに、最賃引き上げに反対する陳述を行いました。
MK・ワンコイン等の公定幅運賃裁判の公正な判断求め宣伝
2015/08/05
MKグループやワンコイングループの実態を告発する秋山委員長(中央)、福井副委員長(左)、松下書記次長(右)=近鉄八尾駅前で
変わらぬ不法体質
許さぬ両社の主張
大阪地連は7月29日、大阪地裁西門前を皮切りに新大阪駅など主要ターミナルや近鉄布施・八尾駅でも宣伝行動に取り組み、公定幅運賃を不服とするエムケイグループやワンコイングループなどが起こした運賃変更命令差し止め訴訟や特定地域指定反対への主張について、道理のない両社の実態を市民に告発しました。
現在、エムケイグループの近畿地区4社と個人タクシー「MKパートナー」が国を相手取り、大阪地裁(田中健治裁判長)で公定幅運賃訴訟が争われ、ワンコイングループなども係争中です。
宣伝のマイクを握った秋山委員長、福井副委員長、庭和田書記長らは「MKは『低料金で良質なサービス』を謳い文句に営業を続けていますが、全国各地で従業員らから訴訟を起こされるケースが後を絶たず、職場はまさに“治外法権”だ」と指摘し、「グループ会社の札幌エムケイ(本社・札幌市白石区)では、元従業員29人が未払い賃金約3500万円の支払いを求めた集団訴訟を起こし、同社が総額2000万円を支払うことで和解が成立したと報じられている」と告発しました。
MK 「断罪」後も一向に不法体質変わらず
つづけて「この裁判は、09年に大阪地裁で大阪MKが敗訴した事件と同事案。車に取り付けたPOSシステムを使い10分以上停車した場合、自動的に休憩時間とし労働時間から除外することから生じる未払い賃金で明確な労基法違反。札幌エムケイも裁判では勝てないから和解した。こうしたMKグループの不法体質の実態を見るにつけ、特定地域指定反対の論陣を張る青木社長の厚顔無恥には驚きを禁じ得ない、結局ワンコイングループも含め、労働者から違法な搾取を行い“他社から利益を略奪する手法”を守るためのエゴだ」と指弾し、両社の道理のない主張を市民に告発しました。