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2024年11月の記事
京都・第8波 解禁阻止の一点共闘つづく
2024/11/05
RCの問題点を市民に訴える松田委員長
10月28日、「ライドシェア全面解禁阻止」の一点共闘で始めた「共同闘争」は第8波となり、JR京都駅烏丸口と京都市役所前で行い、両所での司会を互助協組の金田伸太郎理事が務め、各弁士が訴える中、総勢20人で「ライドシェア全面解禁反対」「安心・安全な日本のタクシーを守れ」と横断幕やプラカードを掲げ、市民にアピールしました。
28日午後、京都の個人タクシー6団体(みらい京都、市個人、協京、昌栄会、互助、楽友)で組織される京都個人タクシー団体協議会(会長=洲見雅義・個人タクシー互助協組理事長)と、全自交京都地連(櫻井邦広委員長)、自交総連京都地連(松田隆司委員長)のなかま総勢20人がライドシェアの全面解禁阻止にむけ奮闘し、京都総評の柳生剛志事務局長と全国一般のなかまも駆けつけました。
JR京都駅烏丸口での宣伝行動につづき、京都市役所前で、マイクを握った京都地連の松田委員長はライドシェアについて、労働者性と地域公共交通の破壊がすすみ、市民の足がなくなっていくことが重大な問題である」と強調し、つづけて、「労働者性を破壊するライドシェアは、まさに現代版奴隷制度といえ、労働者が無権利にされる。さらに利用者が困った時に運賃が高くなるダイナミックプライシング(変動運賃)は、まさに『ぼったくりタクシー』であり、ライドシェアはタクシー労働者だけでなく、市民の皆さんに大きく関わる問題。このことをご理解いただき、断固反対の声をあげて欲しい」などと呼びかけました。
他弁士は全自交の成田次雄書記長、市個人の嶋田勝一氏、自交京都の庭和田裕之書記長、昌栄会の田中義弘理事長の各氏が務め、ライドシェアの危険性を市民に訴えました。
本部・第47回大会 RC全面解禁阻止へ力を結集 自交労働者の暮らしと権利を守る
2024/11/05
「ライドシェア反対」のタオルを掲げ団結頑張ろうで気勢をあげる自交総連のなかまたち(16日、全労連会館で)
向こう1年の闘いが自交産業の帰趨を決める
自交総連(庭和田裕之中央執行委員長)は10月15〜16日、東京・全労連会館で、「ライドシェア全面解禁阻止、力を結集し、地域公共交通を守ろう」をスローガンに第47回定期大会を開催。2024年度運動方針をはじめとする全議案が満場一致で採択されるとともに、新年度役員を選出し、向こう1年総力を挙げてたたかう決意を固め合いました。
コロナ禍を経て本部定期大会は、5年ぶりに完全リアルでの実施となり、来賓として全労連の秋山正臣議長、交運共闘の石橋覚副議長、顧問弁護団の中村優介・林治・小賀坂徹弁護士の各氏が臨席し、12地方から52人が参加しました。
大会では、中央執行委員長あいさつ、秋山議長、石橋副議長、中村弁護士から来賓あいさつを受け、日本共産党の連帯メッセージを読み上げました。
その後、庭和田委員長(欠席した城政利書記長の代理)が2024年度運動方針を提案し、質疑討論として、9地方13人が発言しました。
大個労立ち上げ奮闘中
一般討論で、荒木代議員は「4月19日、自交総連の運動に賛同するなかまと大阪個人タクシー労組を発足し、大阪地連に加盟した。大個労を立ち上げた大きな理由は、平和運動とライドシェア問題。いま、ライドシェア全面解禁の阻止に向けて、署名活動を行っていると、『頑張ってね』とよく言われるようになったが、がんばらなあかんのはみんな一緒でしょというのが本音。一人でも二人でもなかまを獲得できるよう続けていきたい」と述べました。
デタラメ発言許せない
2日目の総括討論で、黒井代議員は、深夜に維新の吉村知事の動画を見て血圧が上がったのでみんなにもお裾分けしたいとし内容を以下のように紹介。吉村知事は「ライドシェアが出現し、タクシーはまずいなサービスを良くして給料を増やさないといけない。今大阪のタクシー運転手さん増えてるんです、ライドシェアとタクシー業界が切磋琢磨することは本当に大事なんです。タクシー労働者が増え、給料も増えてきた」と、とんでもないことを言っている、本当に許せないと憤り、維新の新自由主義的な政策や関西万博の問題点を報告しました。
一般、総括討論を受け、執行部答弁の後、議案採決が行われ、すべての議案が満場一致で採択され、堀井一也書記次長が「大会宣言」を読み上げ提案し、大きな拍手で採択されました。